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伊勢丹時代に「解放区」「リ・スタイル」「BPQC」を立ち上げ、
カリスマバイヤーとして脚光をあびた藤巻幸夫さんは、
バッグメーカーの専務取締役などを経て、
昨年、靴下・下着メーカー福助の代表取締役社長に就任。
老舗ブランドの再建に乗りだした藤巻さんに、
ヒットを生む秘訣を伺いました。
まずは、伊勢丹時代に
どのようにしてヒットを生みだしてこられたのか、
お教えいただけますか?
大事にしている言葉の中に「スタイル」というのがあるんですよ。
伊勢丹の研修で、ニューヨークのバーニーズに行ったときに、
現地のバイヤーは、自分の好き嫌いで商品を選択していることが
はっきりわかったんですね。
向こうの人は、自分なりのスタイルを持っていて、
他人の評価ではなく、自分の感覚でイケると感じたものを買いつけ、
一度決めたらそれを3シーズンくらい買いつづけて
プロモーションしていく。
商品を売るというよりも、自分なりにいろんな要素をミックスして
独自の世界観をつくりだし、顧客を魅了していくわけです。
ひとつのスタイルやブランドというものは、
そういう継続の中から生まれるもの、
育成していくものだということを、
その時、目の当たりにしたわけです。
それで帰国後に、
「伊勢丹が持っている土地を、どのような場にしていけば、
お客さんを魅了できるか」ということを考え、
ガレージを使って「解放区」のショーを開いた。
一人のデザイナーの作品をコーディネートして見せるのではなく、
いろんなデザイナーの作品を一人のモデルにミックスして着せて
ショーを開いたら、お客さんが喜んでくれたわけですよ。
そういうことを瞬間に感じて、それを実行できるかどうかが
大切なんじゃないかと思っています。
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